イベントレポート

平成26年度遺跡報告会・公開講座レポート

 平成27年2月14日(土)、県民会館にて平成26年度遺跡報告会・公開講座を開催しました。今年は岩手県文化振興事業団の文化芸術講演会と共催となり、俳優の竹下景子さんを招いて対談も行いました。
 当日はさほど寒くもなく午前中に降っていた雪もすぐ止んで、昼前には快晴のお天気となり、岩手県内外から420名ものお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。

 今年は午前中に第一部・遺跡報告会を行い、力持遺跡(普代村)・沢田Ⅲ遺跡(山田町)・浜川目沢田Ⅰ遺跡(山田町)・西平内Ⅰ遺跡(洋野町)の4遺跡の発表を行いました。
 午後は1時から第二部・公開講座を行い、早稲田大学名誉教授・菊池徹夫先生から「世界史のなかの縄文文化」という演題でお話しをしていただきました。アニミズム(全てのものに霊が宿るという考え)は縄文時代から日本人の心にある考え方なんですね。世界でも珍しく面白い縄文文化についてのお話、とても勉強になりました!
 そして第三部は、俳優・竹下景子さんと菊池徹夫先生の対談「縄文文化に学ぶ」でした。竹下景子さんは縄文時代にも精通し、先生との軽妙かつ中身の濃い対談は来場者からもとても好評でした!

 来年の2月もまた開催を予定しておりますので、お時間のある方はぜひ足を運んでいただき、地元の歴史について楽しく学んでいただけたら嬉しいです。

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報告会で発表する遺跡を中心に、今年度出土した遺物を展示しました。 今年は見ごたえのある土器も多かったですよ!

報告会で発表する遺跡を中心に、今年度出土した遺物を展示しました。
写真中央に見える伏甕(逆さに埋まっているカメ)をはじめとして、今年は見ごたえのある土器も多かったですよ!

午前10時より遺跡報告会を開催いたしました。今年度は復興関連調査がほとんどだったため、発表も沿岸部の遺跡となりました。

午前10時からの遺跡報告会では、今年度は復興関連調査がほとんどだったため、発表も沿岸部の4遺跡となりました。発表遺跡の地元からもわざわざ来てくれた方もいました!

お昼時間の一コマ。 皆さん熱心に解説員の説明を聞き、質問していました。沿岸部の方もいて、地元の遺跡の話も聞けたのではないでしょうか。

お昼時間の一コマ。
皆さん熱心に調査員の説明を聞き、質問していました。歴史や考古が好きな人には、非常に楽しい有意義な時間ではないでしょうか。

お昼時間の一コマ。 かなり熱心に見入っています。聞きたいことは解説員にお声掛け頂ければ、解説いたします!

お昼時間の一コマ。
かなり熱心に見入っています。縄文の模様はきれいで芸術的ですよね。 聞きたいことは調査員にお声掛け頂ければ、解説いたします!

午後は1時から公開講座を開催しました。早稲田大学名誉教授の菊池徹夫先生が、主に縄文文化についてお話してくれました。学術的な部分だけでなく、精神的な文化論もお話していただき、とても有意義でした。

午後1時からの公開講座では、早稲田大学名誉教授の菊池徹夫先生が、縄文文化についてお話してくれました。精神的な文化論もお話していただき、とても有意義でした。

お客様も先生の話に聞き入って、最後は盛大な拍手を送っていました。これから世界遺産登録に向けて、縄文文化をもっとたくさんの方に知ってもらいたいです。

お客様も先生の話に聞き入って、最後は盛大な拍手を送っていました。これから世界遺産登録に向けて、縄文文化をもっとたくさんの方に知ってもらいたいです。

休憩時間中の様子。皆さんホールの展示をじっくりとご覧になっていました。例年に比べてお客様も多いようです。

休憩時間中の様子。皆さんホールの展示をじっくりとご覧になっていました。例年に比べてお客様も多いようです。

最後のイベントは菊池徹夫先生と竹下景子さんの対談です。ファンの方もかなりいたみたいです。縄文文化について、また、これからの世界遺産登録についての話も出ました。縄文語の存在の有無や、数の概念の土版などもすごく面白い話題でした!

最後のイベントは菊池徹夫先生と竹下景子さんの対談です。ファンの方もかなりいたみたいです。縄文文化について、また、これからの世界遺産登録についての話も出ました。縄文語の存在の有無や、数の概念の土版などもすごく面白い話題でした!

○遺跡報告会資料はこちら

○公開講座資料はこちら

 

 

 

2015年2月18日掲載

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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