イベントレポート

下村(しもむら)遺跡 現地説明会レポート

 平成30年9月22日(土)、下村遺跡の現地説明会が開かれました。下村遺跡は普代村第3地割黒崎18番地にあり、海岸からは約730m、標高は197mの尾根上にあります。
発掘調査は村道拡幅(黒崎地区)に伴い869㎡の調査が行われたものです。
現地説明会開催のため旧黒崎小学校に駐車スペースを借りました。

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 あいにくの雨の中多くの方々がおいでになり、13時から現地説明会が行われました。

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 13時、現地説明会が始まりました。副所長兼調査課長のあいさつのあと、担当調査員から説明が行われました。
そのあと、遺構ごとに回り、調査員から説明が行われました。

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 三枚目の写真において、むしろを敷いた通路の左側に住居跡が右側の住居跡を壊して作られていることが分かりました。左側の住居跡は、隅がやや丸く、全体としては方形の形をしています。壁近くから土器や石器がまとまって出土しました。
 集落の中心部は、竪穴住居跡が幾重にも重なって見つかることがあります。今回の調査範囲は下村遺跡集落の中心部あるいは中心部に近い場所であることが推定されます。

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 また、貯蔵穴は、口の直径が約1m、深さ約2.2m、底の直径約2.2mの大きな貯蔵穴が7基発見されました。口は狭くて底が広い、三角フラスコのような形が特徴のこのような穴については、他の遺跡で炭化したトチやクリの実などが出土した事例があり、木の実(堅果類)を貯蔵する穴だと考えられています。

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 雨の中、皆さんは傘をさしながら真剣に調査員の説明を聞いてくださいました。また、説明が終了したあとに質問を投げかけて聞いている方々もいらっしゃいました。
 今回の調査の結果、縄文時代中期(4,500年前)の竪穴住居跡8棟、土坑9基(うち貯蔵用の穴7基)、土器や石器が見つかりました。
 現場への入り口にテントが設置されており、出土遺物が陳列されました。

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 出土遺物は土器4箱、石器3箱が見つかっています。このほとんどは竪穴住居跡や貯蔵用の穴から見つかりました。

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 今回の現地説明会は悪天候の中、54名もの方々が参加していただき、大変充実した内容になりました。参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。

当日の資料はこちらから。
 

2018年10月2日掲載

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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