千苅遺跡

いわて調査情報/2013年9月27日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 千苅(せんがり)遺跡
所在地 岩手県北上市二子字千苅地内
事務所 0197-66-6663
調査期間 平成25年5月2日~11月30日(予定)
時代 縄文、弥生、平安、近世
検出遺構 竪穴住居跡、大溝
出土遺物 縄文時代:土器、石器、土製品
弥生時代:土器、骨片
古代  :土師器、須恵器、金属製品
近世  :陶磁器
千苅遺跡03

上の写真は刀子(とうす)という小刀です。前回ご紹介した竪穴住居跡と同じ調査区の焼成土坑から発見されました。柄部分は木製で、この部分が残されたままで発見されるのはとても珍しいです。当時は武器としてではなく、日常生活用具として使われていたと言われています。
(平成25年9月26日現在)

千苅遺跡02

上の写真は平安時代の竪穴住居です。
洪水による厚い土層に覆われていたのか残存状態は良く、須恵器が多く出土しました。当時、須恵器は土師器よりも高級品でした。この住居には身分の高い人が暮らしていたのでしょうか?
(平成25年8月28日現在)

千苅遺跡01

今年度、千苅遺跡は5月2日(木)調査を開始しました遺跡は北上川と大堰川の合流地点付近に所在します。昨年度から今年度 にかけて、たくさんの住居跡が見つかり、住居内からは土器や石器、鉄製品など多くの遺物が出土しました。中にはカマドを複数持つものもあり、カマドの造り 替えが何度も行われた痕跡が残されています。
(平成25年5月30日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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