平成26年度調査

県央県北県南沿岸

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荷竹日向Ⅰ遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2014年11月12日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 荷竹日向Ⅰ(にちくひなた1)遺跡
所在地 岩手県宮古市津軽石第16地割荷竹日向地区
事務所 080-1667-9234
調査期間 平成26年4月10日~9月30日(予定)
時代 縄文、弥生、古代、中世
検出遺構 縄文時代:落とし穴
平安時代:竪穴住居跡
中 世 :住居跡
出土遺物 縄文時代:早期土器、石器
弥生時代:土器
平安時代:土師器、須恵器、鉄製品
中 世 :古銭
nichiku11-12
9月25日に紹介した、竪穴住居の調査が終了しました。
調査の結果、床面に柱穴6基・西側と南側の壁にカマドがあり、床全体に貼り床(現在のフローリング的な構造)を貼って床を平らにしているということが分かりました。
(平成26年11月12日現在)

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今回は竪穴住居跡を紹介します。
写真は遺跡内で最大の住居跡です。写真左側の竪穴住居と比べると住居の規模が分かると思います。時期は平安時代で、隅丸方形で竃(かま)があるのが特徴です。
荷竹日向Ⅰ遺跡ではこの時代の竪穴住居が20棟以上見つかっています。
(平成26年10月20日現在)

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写真は現在調査中の古代の竪穴住居跡です。
南側(写真上)、西側(写真右)にカマドがあります。また住居内には畝間状遺構、北側(写真下)には落し穴状遺構が重複していました。
(平成26年9月25日現在)

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調査区南端で直径90cmほどの土坑の下から見つかった溝状の陥し穴状遺構です。
この遺構の深さは約1mほどですが、深いものでは1m50cmを超える物もあります。荷竹日向Ⅰ遺跡では、このような遺構が20基以上見つかっています。
(平成26年9月5日現在)

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調査区の一部を北側尾根から望んでいます。落し穴や中世の住居跡、平安時代の住居等が見つかっています。
(平成26年8月4日現在)

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調査区の西側で竪穴状の遺構の精査を開始しました。遺構内から遺物は見つかっていませんが、周辺から中世の古銭が見つかっています。
(平成26年5月19日現在)

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5月2日に調査区北側の斜面部分に遺構の痕が見つかっています。中央部の四角い黒い部分が遺構の跡です。このように黒く四角い部分が他にも沢山見られます。
(平成26年5月7日現在)

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4月10日より調査を開始しました。
試掘トレンチを設けて調査を開始したところです。
(平成26年4月18日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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