平成26年度調査

県央県北県南沿岸

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田屋遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2014年11月21日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 田屋(たや)遺跡
所在地 岩手県大槌町吉里吉里第11~13地割
事務所 080-2819-7363
調査期間 平成26年9月16日~12月中旬(予定)
時代 縄文、古代、中世
検出遺構 竪穴建物跡、製鉄関連炉、木炭窯、焼土跡
出土遺物 縄文時代前期土器片、土師器、永楽銭、鞴羽口、鉄滓 (製錬滓主体)、炭化材
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製鉄炉を調査中です。
粘土の貼られた範囲は、操業中の被熱温度の差で色調が異なります。粘土範囲の外側から順番に、赤→黒→白またはクリーム色→灰色→→炉底塊となっています。炉底塊範囲内はさらに粘土が貼られて、より小さな炉穴が複数確認できました。数回の操業が行われた証拠と考えられます。
(平成26年11月20日現在)

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現場に現れたシカ達。田屋遺跡は自然豊かな場所です。草を食べに群れで訪れました。製鉄炉に興味が?……なさそうです。
手前の測量機器からの距離は約10mです。
(平成26年11月20日現在)

338-3

斜面地に作られた製鉄関連炉です。
写真上方に風を送るフイゴ穴と鞴羽口(ふいごはぐち)、中央に炉があります。炉の底には鉄滓が溜まっていました。
類似の遺構が複数見つかっています。
(平成26年10月24日現在)

338-2

9月16日から調査を開始しました。
現在は遺構の検出を行っています。調査区①の東側から、製鉄関連の遺構が見つかりました。
(平成26年10月1日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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