中平遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2015年11月9日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 中平(なかたい)遺跡
所在地 岩手県九戸郡野田村大字野田第13地割字大平野地内
事務所 080-1668-3503
調査期間 平成27年8月3日~11月6日
時代 縄文、古代
検出遺構 縄文時代:陥し穴状遺構
古  代 :竪穴住居跡、掘立柱建物跡、円形周溝、方形周溝
出土遺物 縄文時代:石匙
古  代 :土師器、須恵器、羽口、紡錘車、土玉、鉄鏃、刀子、かすがい、琥珀など
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11月6日をもちまして、中平遺跡の発掘調査を終了しました。
今回の調査では、縄文時代の陥し穴状遺構や古代の竪穴住居跡をはじめ、本遺跡で初めての円形や方形の周溝(墓)が発見されました。
今後は遺物の整理等を行いながら、遺跡の内容を明らかにしていきたいと思います。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
 (平成27年11月6日現在) 

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10月24日の13時から、中平遺跡の現地説明会を行いました。
天候にも恵まれ、当日は70名の方にご参加いただきました。
写真は、古代の住居跡の説明をしているところです。このように火災に遭った住居は、今回の調査で多く確認され、出土した炭化材もきれいな状態で残っていました。
他にも円形や方形の周溝(墓)や縄文時代の陥し穴など、見所の多い説明会となりました。
(平成27年10月24日現在)

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10月24日(土)13時から、現地説明会を行います。
縄文時代の陥し穴や、古代の焼失住居など様々な遺構を見ることができます。
皆さまのお越しをお待ちしております。
(平成271015日現在)

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調査区内では、陥し穴状遺構のほかにも多くの遺構が発見されています。写真は、古代の竪穴住居跡を調査している様子です。
土の堆積状況を確認するために、十字にベルトを残して掘っています。
住居の床面からは多量の焼土と炭化材が出土しました。火災に遭って焼失した住居と考えられます。
(平成27107日現在)

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遺構の検出作業を行ったところ、竪穴住居や陥し穴状遺構が見つかりました。
写真は、陥し穴状遺構を掘っているところです。大人がすっぽり入るくらい深く、細長いので、掘るのはとても大変です。
調査区内では、このような陥し穴状遺構がたくさん見つかっています。
(平成27年9月11日現在)

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8月3日から調査が始まりました。
重機で表土を剥がしたところの遺構を探しています。
(平成27年87日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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