山口駒込Ⅰ遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2015年12月15日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 山口駒込Ⅰ(やまぐちこまごめ1)遺跡
所在地 岩手県宮古市山口2丁目217ほか
事務所 080-2819-7363
調査期間 平成27年7月16日~12月11日
時代 縄文、古代、中世
検出遺構 竪穴建物跡、土坑、溝跡、柱穴
出土遺物 縄文土器、須恵器、土師器、石器、古銭

 

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今年度の発掘調査が12月11日を以て終了致しました。
山口駒込Ⅰ遺跡では、縄文時代中期の竪穴住居とそれに伴う石囲炉、フラスコ状土坑、落し穴他、古代の住居など様々な遺構が発見されました。包含層からは縄文時代中期頃の土器が多量に出土しました。来年度引き続き発掘調査が行われますのでよろしくお願い致します。写真は南側から調査区を写した様子です。
(平成27年12月11日現在)

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発掘調査が進み調査区中央と拡張部分の沢跡の包含層内から縄文時代中期頃の住居やそれに伴う、石囲炉が多数見つかっています。写真は、住居内から深鉢形の土器が潰れたままの状態で出土したものや浅鉢型の土器・石製品が出土した様子を収めています。この他にも写真同様の住居や石囲炉が密集しているエリアがあり、遺構は現在も増えている状況です。
(平成27年11月30日現在)

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調査区拡張部分を掘り下げています。
拡張部分を含め、現在までに古代の住居をはじめ縄文時代の石囲炉・フラスコ状の貯蔵穴・落とし穴などが見つかっています。
縄文時代の遺構や多量の縄文土器が出土していることから、この場所に住居を構え生活していたと考えられます。引き続き調査を進めていきたいと思います。
(平成27年10月13日現在)

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調査区南側から逆さまの状態で埋設された土器が出土しました。縄文時代中期頃の土器だと考えられます。
どのような用途で使われていたのでしょうか。また、土を掘り下げていくと、古代の竪穴建物も数軒見つかっています。人々の暮らしがこの場所にあったことが分かります。
(平成27年8月27日現在)

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7月13日から調査開始しました。
調査区内では、どのような遺構があるのかをジョレンを使いながら検出をしています。この場所ではどんな発見があるのでしょうか。
(平成27年7月16日現在)

 

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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