北日詰城内Ⅰ遺跡

いわて調査情報/2018年7月19日現在

DATA

遺跡名 北日詰城内Ⅰ(きたひづめじょうない1)遺跡
所在地 岩手県紫波郡紫波町大字北日詰字城内234番地ほか
事務所 080-8215-0988
調査期間 平成30年4月18日~7月15日(予定)
時代 中世~近世
検出遺構 中世 土坑・溝・工房跡
出土遺物 古代 かわらけ
近世~近代 陶磁器
kitahidume
 前回紹介した遺構を掘りあげ、全体像が現れました。 
 遺構はほぼ正方形です。壁際には細い溝が巡り、また四方の角には丸い柱穴があります。前回紹介した、火を焚いた痕跡は床面の中央からやや外れた場所に位置しています。またその先は壁が緩やかに崩れている(写真右上)ので、ここが出入口であるかもしれません。
(平成30年7月18日現在)
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 前回紹介した四角い遺構の隣から見つかった、もう一つの四角い遺構を調査しています(写真1枚目)。 
 遺構の床面には火を焚(た)いた痕跡がありました(写真2枚目)。土器や石器などの遺物は見つかりませんでしたが、何かを作る工房跡ではないかと考えています。
(平成30年7月9日現在)

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 作業員さんは四角い遺構を掘っています(写真1枚目)。この遺構は2基並んでみつかりました。写真手前の方は2.2m四方の正方形で(写真2枚目が直上)、大きな柱穴が1個、付属します。 
 今はまだ遺構の性格が推測できませんが、隣の同じ形の遺構が掘り上がれば、何か分かるかもしれません。また残念ながら、土器などの遺物が出土しないので、遺構の時代もまだ分かりません。ただし北条館跡が近いので、中世~近世と考えています。
(平成30年6月26日現在)

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 今週も堀の調査を進めています。
 堀の全体像を知るために、普段は覆っているブルーシートをはがしてみました。
 写真は堀を作業員さんが掘り下げているところですが、人と比べると、堀が非常に大きいものであることが分かります。
 堀は調査区の中だけでも35mに及びます。現在約10mの範囲に着手しました。まだまだこれからです。
(平成30年6月14日現在)

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 今週も堀の調査を進めています。
 前回紹介したよりも、掘り進んだ範囲が広がりました(写真1枚目)。
 地表面から2m以上掘り下げて、やっと堀の底が見えはじめました。堀の内部は、水が湧き、また北上川の洪水によって堆積したと考えられる砂や石がたくさん溜まっているため、掘り進めるのも大変です(写真2枚目)。
 きっと昔の人も、苦労してこの堀を掘ったのだと思います。
(平成30年6月7日現在)

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 5月14日に紹介した大きな溝のような遺構の調査を続けています。写真は別の場所を掘り下げているところです。掘り下げているうちに人の背丈ほどの深さになりました。
 両側の壁はほぼ直線的に外へと広がりながら立ち上がっており、また底面はほぼ水平であろう(まだ到達していないかもしれません)と思われます。これらの特徴からこの遺構は「堀」であろうと考えています。おそらく隣接する北条館跡に関連するものとも考えています。まだ写真の部分しか掘り下げてませんが、この遺構は調査範囲だけでも20m以上続いていますので、大きな作業になりそうです。       
(平成30年5月28日現在)

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 先週まで紹介した大きな溝のほかに、幅の狭い溝や大きな穴(土坑)も見つかっており、それらの調査も進めています。
 掘り下げてみると、どれも予想していたより深く、写真のように作業員さんが遺構の中に収まってしまいました。
 いずれも立派な遺構になりそうですが、何に利用されていたかは、まだ謎です。
(平成30年5月21日現在)

上写真(加工済) kitahidume-20514

 前回紹介した、幅の広い溝のようなプランについて、先週から掘り下げを開始しました。
 1枚目の写真は作業を始めてまもなくの頃です。赤線で示した範囲が溝(?)の範囲で、非常に大きいので、とりあえず人の肩幅ぐらいの試し掘りをして深さを確認する事にしました。
 2枚目の写真は掘り下げが進んだ頃の様子です。1m以上掘り下げましたが、まだ底が見えません。
(平成30年5月14日現在)  

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 4月18日から調査を開始しています。
 1週間ほどをかけて、重機により表土を取り払い、現在は作業員さんとともに遺構や遺物を探す作業を行っています。
 調査区のほぼ中央には東西方向に黒色の大きなプランが延びています(写真)。これが自然地形によるものか、あるいは遺構(溝跡?)なのか、これから調べていきます。
(平成30年5月1日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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