板橋Ⅱ遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2018年11月15日現在

DATA

遺跡名 板橋Ⅱ(いたばし2)遺跡
所在地 岩手県九戸郡洋野町種市第21地割内
事務所 080-8212-5048
調査期間 平成30年5月1日~10月31日
時代 縄文時代
検出遺構 縄文時代 竪穴住居、落とし穴、土坑
出土遺物 縄文時代 土器、石器、土偶、鐸形土製品、石製品、コハク、水晶

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 10月31日に空撮を行い、今年度の板橋Ⅱ遺跡の調査を終了しました。
今回の調査では、縄文時代後期はじめ頃の遺構や遺物などが見つかりました。
写真は西側から調査区全体を撮った写真です。
(平成30年11月01日現在)
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 10月13日に現地説明会を開催いたしました。
当日は72名の参加がありました。ありがとうございました。
 写真は調査員が落とし穴について説明している所です。
 10月17日にはみどりが丘保育園の皆さんが見学に来て下さいました。
皆さん、調査員の説明を熱心に聞き入っていました。
(平成30年10月26日現在)

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 現在、調査区東側の調査を行っております。
竪穴住居が複数棟重なっていると思われる箇所を畦で残し、土の状態を確かめながら、掘り下げている所です。
10月13日に現地説明会を開催します。ぜひお越しください!
(平成30年9月27日現在)

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 道路工事を優先する部分(赤い線で囲った部分)の調査が終了し、空撮を行いました。写真で黒く見える部分は昔の沢の跡で、この周辺に落とし穴や竪穴住居が配置されていることが分かります。

現在は真ん中の通路を掘削しつつ、写真下側の区域の調査を開始しました。

既に落とし穴などが見つかっています。

(平成30年8月30日現在)

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 調査区を西側から映した写真です。
 左側の小高くなっている場所に竪穴住居が並んでいるのがわかります。
 竪穴住居のすぐ近くからは土坑も見つかっており、貯蔵穴として使っていたことが考えられます。
 中央の道を挟んだ奥側はまだ未調査ですが、何ヵ所か竪穴住居と思われる黒い土の広がりが見えてきました。
 今後は奥の調査区を調査していきます。
(平成30年8月2日現在)

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 前回の土器が出土した竪穴住居の全景です。中央には石で囲った炉が作られていました。
 この周辺には、写真奥に見えている別の竪穴住居など複数の遺構がまとまっていることから、板橋Ⅱ遺跡は縄文時代後期前半の集落跡だったことがわかりました。
 今後は調査範囲を拡げて、遺跡全体の様子を確認していきます。
(平成30年7月13日現在)

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 竪穴住居の床面から出土した土器です。
土器の時期は縄文時代の後期初頭から前葉と考えられます。さらに調査を続けて、遺物や柱跡などを探していきます。
(平成30年6月22日現在)

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 前回の写真でお見せした、黒く見えているところを掘り下げたところ、やはり縄文時代の落とし穴が見つかりました。
写真に写っている手前の落とし穴の規模は長さ約3.5m深さ約1mで、溝状に掘りこまれています。
この落とし穴を用いて動物の狩猟を行っていたと考えられます。
(平成30年6月1日現在)

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現在、遺構を探す作業を行っています。
手前に見える細長く黒く見える部分は落とし穴と考えられます。
落とし穴は、現段階で8基見つかっています。
さらに遺構がないか引き続き作業を続けていきます。
(平成30年5月18日現在)

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5月1日より調査を開始しました。
現在は人力でトレンチ調査を行っています。
トレンチから縄文土器が数片出土しました。
今後定期的に更新します。
(平成30年5月1日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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