西根

いわて調査情報/2022年10月5日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 西根(にしね)遺跡
所在地 岩手県胆沢郡金ケ崎町西根字縦街道南・原添下地内
事務所 080-8212-5048
調査期間 令和4年8月1日~9月30日
時代 平安時代
検出遺構 柱穴 堀
出土遺物 土師器、須恵器

9月30日で調査を終了しました。

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上は空撮写真で、隣接する鳥海柵(画角の範囲一帯)も含めて調査区(赤い矢印の部分)を東側上空から撮影したものです。
奥側に東北自動車道、手前側に4号線が写っており、調査区は鳥海柵の東側に位置しています。

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こちらは近景の写真ですが、中央の黄色い土の見えている細長い範囲が調査区です。

調査の結果、柱穴状土坑や鳥海柵から延びる堀跡の続きが見つかりました。
                     (令和4年10月4日現在)

 

「鳥海柵」から調査区内へと延びる堀を調査しています。

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「鳥海柵」の調査では、この堀の西側を調査しており、自然の沢を活かした堀であることが判明しています。写真に写っている斜面が堀にあたります。

今回の調査でも堀に人の手が加えられた痕跡がないかを確認しつつ、安全に気を付けながら調査を進めています。
                      (令和4年9月9日現在)

 

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8月1日から調査を開始しました。

胆沢川北岸の国道4号線沿いの細長い箇所を調査しています。

西根遺跡は過去に何度か調査が行われており、その際に奈良時代終わり頃の終末期古墳や平安時代の竪穴住居などが見つかっています。また、遺跡は前九年合戦で有名な安倍氏の拠点である「鳥海柵」と史跡の境界を接しており、安倍氏とも関わりの深い遺跡です。

現在、遺構の確認を進めています。

                   (令和4年8月11日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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