大向上平遺跡

大向上平遺跡はJR東北新幹線二戸駅から約5.3㎞、東流する安比川の右岸に形成された河岸段丘上に立地しています。
平安時代の竪穴住居跡10棟が見つかっており、集落があったと思われます。
その他には縄文時代後期初頭の埋設土器2基が出土しており、そのうちの1基からは硬玉製大珠2点とアマオブネガイを加工した貝玉が70点以上見つかっています。埋設土器は一般的には胎児や幼児の骨を埋葬したものとされており、これらの遺物も死者とともに埋葬されたものと推測されます。

調査区北側近景(東から)

調査区北側近景(東から)

硬玉製大珠と貝玉

硬玉製大珠と貝玉

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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