大渡Ⅱ遺跡

大渡Ⅱ(おおわたりに)遺跡は、JR北上線湯田高原駅の北約1.6km、和賀川の支流鬼ヶ瀬川の低位段丘にあります。本遺跡は後述する峠山牧場Ⅰ遺跡、耳取遺跡とともに東北横断自動車道建設に伴って調査された遺跡です。
本遺跡でもATの堆積が確認されており、その上下から3枚の文化層と16カ所のブロックが発見されました。また、火山灰の下にあった泥炭層からは、先が尖らせてある棒状の木製品や、焼け焦げが見られる枝片、樹木や昆虫の化石などが見つかりました。旧石器時代の木製品?は全国的に見ても貴重なものです。

木製品?と焼け焦げのある木片

木製品?と焼け焦げのある木片

出土した旧石器

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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