岡田遺跡
いわて調査情報/2023年9月25日現在
DATA
遺跡名 | 岡田(おかだ)遺跡 |
所在地 | 岩手県北上市 |
事務所 | 080-2820-0196 |
調査期間 | 令和5年4月10日~11月30日(予定) |
時代 | 縄文時代 平安時代 |
検出遺構 | 縄文時代 落とし穴 平安時代 竪穴住居 |
出土遺物 | 縄文時代 土器 石器 平安時代 土師器 須恵器 |

これまでご紹介してきた竪穴住居とは別の竪穴住居です。
床面近くまで削平されていましたが、完形に近い土器などが数か所にまとまって見つかりました。このことで、竪穴住居の年代を検討する資料を得ることができました。
(令和5年9月22日現在)
作業の工程ごとにご紹介してきた竪穴住居が概ね掘りあがりました。

一辺3m程の竪穴住居で東側(写真上)にカマドが設置されています。作業員さんに入ってもらいましたが、4名だと十分な広さになります。
(令和5年9月8日現在)

前回ご紹介した竪穴住居のカマド部分に寄った写真です。
竪穴住居の深さがあるため、カマドの残りが比較的良好で、カマドの袖も確認できました。今後、写真撮影や断面図の作成を進めていきます。 (令和5年8月23日現在)
竪穴住居の精査が進みました。

どのように埋まっていったのか確認するために、ベルトを残して掘り下げを行っています。この後、断面図を作成して、ベルト部分の掘り下げを行っていきます。
(令和5年8月10日現在)
前回ご紹介した遺構の精査が進みました。

想定していた通り、平安時代の竪穴住居となりそうです。作業員の中には竪穴住居を掘ったことがない人が多いため、実際の遺構の前で、作業手順などの確認を含めた研修をしながら、調査を進めています。
(令和5年7月21日現在)
写真中央の黒いプランは平安時代の竪穴住居と考えている遺構です。
今後、この遺構の精査を行っていきます。どのような遺物が見つかるでしょうか。今後の精査に期待です。
(令和5年7月7日現在)

写真は円形の落とし穴です。
前回ご紹介した溝形のものとは平面形状が違うだけではなく、底面に1個から複数個の穴が確認できる違いもあります。今年度はこの円形の落とし穴が多く見つかっています。
(令和5年6月23日現在)

長辺約3.5mの溝形の落とし穴です。
昨年度に引き続き、今年度の調査区でも確認されています。底面が非常に狭く、人が立つのもやっとのものや人が立てる位の幅があるものなど多様な形のものがあります。
(令和5年6月8日現在)

プレハブの2階から調査区の一部を撮影したものです。
黄色い地面に黒い遺構が点在しているのがわかります。これらはすべて縄文時代の落とし穴です。円形のものや溝形のものが見つかっています。
(令和5年5月25日現在)

遺構の精査を開始しました。黒く見えるのが縄文時代の遺構です。
昨年度と同じように円形基調の落とし穴状遺構が分布するものと考えられます。
(令和5年5月11日現在)

写真手前は検出作業が終わったところで、黒く溝状に見えるのが縄文時代の落とし穴です。2基が並んで見つかっています。
(令和5年4月27日現在)

4月10日より調査を開始しました。
写真は遺構の有無や土の堆積状況を確認するため、試掘を行っているところです。
(令和5年4月14日現在)
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