中井遺跡
いわて調査情報/2025年11月5日現在
DATA
※この遺跡の調査は終了いたしました。
| 遺跡名 | 中井(なかい)遺跡 |
| 所在地 | 岩手県奥州市胆沢南都田字中井地内 |
| 事務所 | |
| 調査期間 | 令和7年6月2日~10月30日 |
| 時代 | 平安時代~近代 |
| 検出遺構 | 平安時代 竪穴住居 水田 大溝 土坑 旧河道 中世~江戸時代 水田 江戸時代~近代 土坑 溝 旧河道 時期不明 土坑 柱穴 |
| 出土遺物 | 平安時代 土師器 須恵器 製塩土器 砥石 中世~江戸時代 陶磁器 銅製品 江戸時代~近代 陶磁器 |
10月30日で野外調査を終了しました。

調査区全景(南東から)
今年度の調査では、水田跡が計3箇所見つかったことが大きな成果として挙げられます。

火山灰で覆われた水田(北西から)
平安時代の水田跡は火山灰に覆われていました。

足跡が残る水田(北西から)
足跡が列状に残る水田跡もあり、中に堆積していた白色の土を現在分析中です。
昨年度の調査でも近世の水田跡が見つかっており、2箇年の調査により中井遺跡の一帯では平安時代以前から現代までコメ作りを行っていたことがわかりました。
(令和7年11月4日現在)
現在精査を行っている調査区では、中央で平安時代の遺構、西側で近世~近代の遺構が多数みつかっています。

竪穴住居の作業風景(東から)
また、調査区の東端では平安時代~近世の水田がみつかりました。

平安時代の水田跡(北東から)
10月4日(土)に現地説明会を開催する予定です。皆様のお越しをお待ちしております。
(令和7年9月18日現在)
黒色土が長い範囲に広がっているのを確認しました

土の堆積から、これは古い川のあと(旧河道)か、あるいは近くの大きな川(胆沢川?)が氾濫した痕跡と推測します。
旧河道のほぼ上面には火山灰が堆積していました。火山灰は平安時代の十和田湖の噴火のものと思われ、したがって旧河道は平安時代頃には埋まってしまったと考えます。
また旧河道の底近くに大きな石がたくさん堆積していましたが、みんなで一生懸命掘りました。

猛暑がつづく中、ほんとうにご苦労様でした。 (令和7年8月28日現在)
細長い調査区で、包含層を掘ったり、遺構精査を進めています。

包含層(黒色土)は掘り下げると、小片ですが土師器や須恵器などが出土しています。
また柱穴や土坑を調査しています。柱穴は50個以上見つかっており、なかには並んでいるものもあるので、掘立柱建物の柱穴の可能性もあります。
(令和7年7月22日現在)
雨が降ったり、暑い日が続いたりと、大変な日が続いておりますが、調査は順調に進んでいます。

遺構検出も始まりました。
写真の白線で示した、長くのびる範囲や丸い範囲が遺構と考えています。どのような遺構かは、これから調査して明らかになっていきます。
(令和7年6月30日現在)
調査を開始しました。

2年目の調査になりますが、調査地点は昨年度調査区より約600m東に位置します。
現在は遺構検出作業を行っており、旧河道から土器や陶磁器が出土しています。
(令和7年6月10日現在)
※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。