イベントレポート

乙部野Ⅱ遺跡 現地説明会レポート

平成27年11月15日(日)午後1:00から、宮古市田老の乙部野Ⅱ遺跡(おとべの2いせき)で現地説明会を開催しました。当日はあいにくの雨模様でしたが、強く降ることもなく、無事に終了することができました。参加された45名の皆様、ありがとうございました!

 乙部野Ⅱ遺跡は三陸沿岸道路の建設に関連して行われる、復興関連発掘調査遺跡です。主に縄文時代後期の住居跡が確認されています。また、貯蔵穴や大規模な捨て場が見つかっています。

地元からチラシを見て見学にいらした方は、「すばらしい住居跡でした。貯蔵穴もはっきり残っていましたが、地面が硬いとの説明があり、この時代の人はこんな大きな穴を掘ったのがすごいと思った。また、十和田が噴火した火山灰がここまで来ていたとは驚きです。」と話していました。

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あいにくの雨模様の中、たくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございました! 今日のような天候では長靴が必須です!

あいにくの雨模様の中、たくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございました!
今回のような天候では、長靴が必須です!

地層の説明ですが、説明している調査員の手元(右上拡大写真)に明るく黄色い部分があります。これが、約5000年以上も前に十和田が噴火した際に降った、火山灰です。

地層の説明ですが、説明している調査員の手元(左上拡大写真)に明るく黄色い部分があります。これが、約5000年以上も前に十和田が噴火した際に降った、火山灰です。

縄文人が食べ物などを保存していた、フラスコ状土坑です。温度が一定に保たれるため、長く保存できるようです。当時の知恵はすごいですね!

縄文人が食べ物などを保存していた、フラスコ状土坑です。温度が一定に保たれるため、長く保存できるようです。当時の知恵はすごいですね!

竪穴住居跡の説明です。地面の一部に見える、赤っぽい部分は火を焚いた跡です。丸い穴は、柱を建てた穴です。

竪穴住居跡の説明です。地面の一部に見える、赤っぽい部分は火を焚いた跡です。丸い穴は、柱を建てた穴です。

 

赤い丸枠で囲んだ黒い部分が、縄文人が土器・石器などを捨てていた『捨て場』です。捨て場からはたくさんの土器などが出土します。 かなり広い範囲ですね。掘るのが大変そうです。

赤い丸枠で囲んだ黒い部分が、縄文人が土器・石器などを捨てていた『捨て場』です。捨て場からはたくさんの土器などが出土します。
かなり広い範囲ですね。掘るのが大変そうです。

皆さんの足元にある、赤い丸部分は陥し穴です。動物を捕まえるのに使っていました。 左の方が円形・右が細長い形をしていますが、円形の方が時代が新しいそうです。

説明を聞いている皆さんの足元にある、赤い丸部分は陥し穴です。動物を捕まえるのに使っていました。
左の方が円形・右が細長い形をしていますが、細長い方が時代が新しいそうです。

・当日の資料はこちらから

2015年11月18日掲載

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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