南八木遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2017年9月11日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 南八木(みなみやぎ)遺跡
所在地 岩手県洋野町種市第1地割地内
事務所 0194-75-4348
調査期間 平成29年7月3日~9月15日
時代 縄文~近世
検出遺構 製鉄炉など製鉄関連遺構
出土遺物 土器(縄文土器・土師器)・短刀・鉄滓(てっさい)

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製鉄関連遺構よりも古い縄文時代の遺構もみつかりました。細長い陥し穴です。縄文人たちもこの地で獣を追う生活をおこなっていたのでしょう。狙い通り獲物を獲えることができたのでしょうか?
(平成29年9月8日現在)

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鉄を取り出すために、原料を溶かす炉を調査しています。炉内に残存した鉄を取り出す作業によって炉は壊されており、炉の下底部のみ残っています。この炉で望み通り鉄は取り出せたのでしょうか。
(平成29年8月24日現在)

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この遺跡では鉄を生産していたことがわかりました。鉄生産によってできた鉄滓(てっさい)と呼ばれる残りカスがたくさん出土します。鉄を取り出した後の不純物は遺跡の残されます。写真はその鉄滓を捨てた場所を調査している様子です。
(平成29年8月4日現在)

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7月3日から調査を開始しました。製鉄がおこなわれたとみられる遺物が出土しています。写真は真っ黒い土の中から姿を現した1振りの短刀です。
(平成29年7月31日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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