内田貝塚

いわて調査情報/2017年7月24日現在

DATA

遺跡名 内田貝塚(うちだかいづか)
所在地 岩手県大船渡市末崎町字内田54-6ほか
事務所
調査期間 平成29年6月1日~10月15日(予定)
時代 縄文
検出遺構 貝層
竪穴住居跡
土坑
出土遺物 縄文時代 土器、石器

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 これまで紹介してきた「貝層」とは別の地点に、黒色土を掘り下げると縄文土器や石器がたくさん出土する場所があります。今週はそちらの調査も進めていきました(写真上)
 写真(下)はそのとき見つかった縄文土器です。割れた状態ですが、概ね形や大きさは復元できそうです。また縄文土器には模様がついており(写真手前側をよく見て下さい)、この模様から、縄文時代中期のはじめ頃(約4500年前)の土器であることが分かりました。貝層よりも500年近く新しいことになります。
(平成29年7月24日現在)

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 先々週から紹介しています貝層の土を詳しく調べていたところ、「骨角器(こっかくき)」と呼ばれる遺物が見つかりました(写真)。
 これは文字通り、動物の骨や角を加工して作られており、「釣り針」として使われたものと考えられます。縄文時代前期(約5000年前)の骨角器は岩手県内では珍しく、大変貴重なものです。
(平成29年7月18日現在)

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 貝層からはたくさんの貝や魚骨が出土していますが、ほかに少し変わったものも見つかりました。
 写真中央はアシカの骨(前腕骨)です。
 ・・・食べたのでしょうか。
(平成29年7月10日現在)

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 先週、紹介した土器を取り上げてしまい、「貝層」を露(あら)わにしました。1枚目の写真はその状態を撮影しましたが、写っている白い粉状のものはすべて貝の細かい破片です。
 2枚目の写真はその一部のアップです。魚(マグロ)やイルカの骨がたくさん見つかっています。
 取り上げた土器の時期から、この「貝層」は縄文時代前期(約5000年前)のものであることがわかりました。
(平成29年7月3日現在)

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 先週、紹介した「貝層」の調査を進めています。 
 貝の破片と共に、縄文土器や石器もたくさん見つかり始めました。縄文土器には変わった模様のついたもの(例えば写真中央)があります。また魚の骨も多く、縄文人がどんな魚を食べていたか考える手がかりになりそうです。
(平成29年6月26日現在)

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 表土を剥(は)ぐと黒い土があらわれ、その土中からは縄文土器や石器が見つかります。
 また写真のように細かく割れた貝殻が散らばって広がっており、そのなかに形の分かる貝や魚の骨も混じります。これが縄文時代の「貝塚」の地層なのかどうか、これから調査を進めていきます。
(平成29年6月19日現在) 

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6月1日より調査を開始しました。
海(大船渡湾)を前にした丘陵をのぼった場所に遺跡があります。
1枚目の写真は試し掘りの風景で、右側奥に写っているのが海になります。試し掘りでは縄文土器や石器が出土しており、2枚目の写真のような尖頭器(石で作った槍)の破片も見つかりました。詳しい遺跡の内容はこれから明らかになります。
(平成29年6月12日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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