内田貝塚

いわて調査情報/2017年10月3日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 内田貝塚(うちだかいづか)
所在地 岩手県大船渡市末崎町字内田54-6ほか
事務所
調査期間 平成29年6月1日~9月29日
時代 縄文
検出遺構 貝層
竪穴住居跡
土坑
出土遺物 縄文土器、石器、骨角器、貝輪、魚・動物の骨、貝類

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  貝層の調査もこれで終了です。最後に貝層を断面で確認し、その堆積の様子を観察しました(写真上)。
貝と土が混じった層が何層にも重なっているのが分かります。また層によって、貝の量や、貝の割れ方に違いがあることもわかりました(写真中)。
内田貝塚の野外調査自体も先週で終了しました。今後はこの貝層の土を水洗しながら、どのようなものが混じっているか、観察や分析を進めていきます。先週、動物の骨で作った「針」が見つかりました(写真下)。以前、紹介した釣針と同じくらい珍しいものです。今後、どのようなものが出てくるでしょうか。
(平成29年10月2日現在)

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  今週も貝層の調査を進めています。貝層を丹念に掘り下げていくと、少量ですが珍しいものが出土し、相変わらず調査している我々を驚かせてくれます。
写真上はアカニシ貝で、約15㎝ある立派な貝です。
また鹿の角(写真中央)や鹿と思われる動物の肩甲骨(写真下)も出土しており、海の幸以外も食べていることがわかってきました。
(平成29年9月25日現在)
               

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  先週、貝層とその北側の調査区を中心として、上空から写真撮影を行いました(8月10日の撮影の際は、北側の調査区はまだ未調査でした)。貝層の調査を進めながら、調査区の北側でも調査を行っていました。当初は住居跡のような遺構が現れることを期待しましたが、表土を剥いでみると、急な斜面地になり、遺構があるような場所ではないことが分かりました。写真(上)は今回の調査区全体を撮影したもので、向かって右が北になります。写真(下)は貝層と北側の調査区をアップで写したものですが、貝層からすこし離れると、地形が急に下がっていくのが分かります。
(平成29年9月19日現在)          

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 貝層の調査も終盤にさしかかっています。
 縄文土器や骨がたくさん見つかる層を掘り下げたところ、割れた貝が小さく盛り上がった塊状に見つかりました。写真に写っている細かい白いものがすべて貝です。
 このなかにどのくらいの貝が入っているのか想像を絶します。
(平成29年9月11日現在)

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 先週、内田貝塚の貝層からは、ばらばらに割れた貝ばかりが多く見つかることを紹介しましたが、その後、調査を進めていき、貝層から運よく(?)、形の分かる貝が見つかりました(写真上)。二枚貝の片方で、取り上げて、洗ってみれば貝の種類が分かりそうです。
 また貝層の別地点では魚や動物の骨がまとまって出土しました(写真下)。なかには動物(イノシシ?)の下あごの骨があり、歯が付いたままの状態で見つかっています。歯がテカテカと光って、やや不気味です。
(平成29年9月4日現在)

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 貝層の調査を進めています。
 貝層を横から観察できる箇所があり(写真上)、その箇所では、貝は厚さ10㎝ほど堆積していることが分かりました。ただし横から見ても、貝の種類が分からないくらい、ばらばらに割れた状態で堆積しています(写真下アップ)。
 また貝層の下に白い粉状の塊が見えますが、これは火山灰ではないかと考えています。分析しなければ詳しくは分かりませんが、おそらく5000年以上前に、十和田湖から飛んできた火山灰ではないか推測しています。
(平成29年8月28日現在)

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 8月10日に上空から遺跡全体の写真撮影を行いました。台風5号の影響で雨続きでしたが、撮影時間中は雨がやみ、空気も澄んでいました。
 写真上は遺跡全体を撮影したもので、中央やや下側、茶色の土が露出しているところが調査した範囲です。その中で、中央のやや黒ずんで見えるところに貝層があります。
 写真下は撮影方向を変えたもので、内田貝塚が海(大船渡湾)を見渡せる場所にあったことが分かります。ちなみに大船渡湾の奥側(写真の左上端の方)には現在調査中の長谷堂貝塚があります。
(平成29年8月21日現在)

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 8月5日に発掘調査現地説明会を行い、たくさんの方に内田貝塚を見ていただきました。今回はその際に展示した遺物の一部を紹介します。
 写真上は貝層から出土した貝類です。あまり残りが良くないですが、巻貝(ツメタガイやレイシ、カキなど)や二枚貝(ウチムラサキなど)が見つかっています。写真中央は魚の骨です。ほとんどマグロの頸椎です。これからいろいろな魚の骨が見つかるかもしれません。写真下は貝層から出土した縄文土器です。県内でも例の少ない模様をもつ5000年前の縄文土器です。
(平成29年8月7日現在)

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 先週、紹介した縄文土器の近くには縄文時代中期の竪穴住居跡が見つかっています(写真上)。
 竪穴住居跡には柱穴が巡り、床面にはわずかに火を使った痕跡が残っていました。また縄文土器の大きな破片(写真下)が床面に残っていました。
 今回見つかった竪穴住居跡はこの1棟のみですが、調査区外には同時期の住居があってムラが営まれていた可能性があります。
 内田貝塚は貝層以外にも、縄文人が居住した家の跡も見つかっています。
(平成29年7月31日現在)

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 これまで紹介してきた「貝層」とは別の地点に、黒色土を掘り下げると縄文土器や石器がたくさん出土する場所があります。今週はそちらの調査も進めていきました(写真上)
 写真(下)はそのとき見つかった縄文土器です。割れた状態ですが、概ね形や大きさは復元できそうです。また縄文土器には模様がついており(写真手前側をよく見て下さい)、この模様から、縄文時代中期のはじめ頃(約4500年前)の土器であることが分かりました。貝層よりも500年近く新しいことになります。
(平成29年7月24日現在)

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 先々週から紹介しています貝層の土を詳しく調べていたところ、「骨角器(こっかくき)」と呼ばれる遺物が見つかりました(写真)。
 これは文字通り、動物の骨や角を加工して作られており、「釣り針」として使われたものと考えられます。縄文時代前期(約5000年前)の骨角器は岩手県内では珍しく、大変貴重なものです。
(平成29年7月18日現在)

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 貝層からはたくさんの貝や魚骨が出土していますが、ほかに少し変わったものも見つかりました。
 写真中央はアシカの骨(前腕骨)です。
 ・・・食べたのでしょうか。
(平成29年7月10日現在)

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 先週、紹介した土器を取り上げてしまい、「貝層」を露(あら)わにしました。1枚目の写真はその状態を撮影しましたが、写っている白い粉状のものはすべて貝の細かい破片です。
 2枚目の写真はその一部のアップです。魚(マグロ)やイルカの骨がたくさん見つかっています。
 取り上げた土器の時期から、この「貝層」は縄文時代前期(約5000年前)のものであることがわかりました。
(平成29年7月3日現在)

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 先週、紹介した「貝層」の調査を進めています。 
 貝の破片と共に、縄文土器や石器もたくさん見つかり始めました。縄文土器には変わった模様のついたもの(例えば写真中央)があります。また魚の骨も多く、縄文人がどんな魚を食べていたか考える手がかりになりそうです。
(平成29年6月26日現在)

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 表土を剥(は)ぐと黒い土があらわれ、その土中からは縄文土器や石器が見つかります。
 また写真のように細かく割れた貝殻が散らばって広がっており、そのなかに形の分かる貝や魚の骨も混じります。これが縄文時代の「貝塚」の地層なのかどうか、これから調査を進めていきます。
(平成29年6月19日現在) 

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6月1日より調査を開始しました。
海(大船渡湾)を前にした丘陵をのぼった場所に遺跡があります。
1枚目の写真は試し掘りの風景で、右側奥に写っているのが海になります。試し掘りでは縄文土器や石器が出土しており、2枚目の写真のような尖頭器(石で作った槍)の破片も見つかりました。詳しい遺跡の内容はこれから明らかになります。
(平成29年6月12日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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