明神下遺跡

いわて調査情報/2020年7月6日現在

DATA

遺跡名 明神下遺跡
所在地 岩手県奥州市胆沢下堰袋44番地ほか
事務所 080-8215-0988
調査期間 令和2年4月7日~10月末日(予定)
時代 平安時代
検出遺構 平安時代 竪穴住居・土坑・溝
出土遺物 縄文時代 縄文土器、石器
平安時代 土師器、須恵器、灰釉陶器
     土製品(土錘)、鉄製品(刀子など)
myojinshita0706

写真1

myojinshita0707

写真2

 先週までとは別の、平安時代の竪穴住居です(写真1)。長方形をなす竪穴住居で、カマドが付き(写真奥側)、また他にも火を焚いた痕跡(写真左の赤い土)が残っていました。
 写真2は、まだ調査途中のカマドを写したものです。袖石がいろんな方向を向いて倒れており、またばらばらに割れた土師器が散乱しています。先週、紹介したものと同様に、このカマドも廃棄される際、わざと壊されたと考えます
(令和2年7月6日現在)

Myojinshita06280

写真1

Myojinshita06281

写真2

 写真1は、平安時代の竪穴住居で、カマドが付いています。火を焚いた際、カマドからの煙は地面を掘って作られたトンネル(煙道)を通り、写真の上の丸い穴から外へと出します。平安時代のカマドにはよくあるタイプですが、明神下遺跡ではこの種類のカマドは多くありません。
 写真2は、カマドをアップで写したものです。火を焚いた痕跡(赤い焼土)の両脇には袖石(そでいし)しか残っていませんでした。この住居の住人はカマドを壊して廃棄したことが考えられます。
(令和2年6月28日現在)

Myojinshita06220

写真1

Myojinshita06221

写真2

 平安時代の竪穴住居の調査を進めています。
 写真1は長方形の竪穴住居です。カマドや貯蔵用の大きな穴が付いていますが、柱穴は1個しか見つかりませんでした。
 また床面よりやや上の埋土中から須恵器(甕?)の破片が大量に出土しています(写真2)。
(令和2年6月22日現在) 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 先週も竪穴住居や土坑の調査を進めていますが、同時に重機による表土剥ぎと鋤簾を使った遺構検出も行いました。
 その際、平安時代以前に水が流れた痕跡(沢跡)を確認しました(写真中央の黒い跡)。またこの沢跡には平安時代の竪穴住居と思われるプランが重なっており、沢跡が埋まった後、住居が作られたと考えています。
(令和2年6月15日現在)

myoujinshita060801

写真1

Myojinshita60802

写真2

 平安時代の竪穴住居の調査を進めています。
 写真1の竪穴住居は、4m四方の比較的小さな竪穴住居で、カマドが付いています。またカマドとは別に火を焚いた痕跡が残っていました (写真の右奥側)。
 写真2は別の竪穴住居で、カマドの脇に貯蔵用と思われる大きな穴があり、そこから土師器の坏がたくさん見つかりました。
(令和2年6月8日現在)

Myojinshita05311Myojinshita05312

 土坑の調査も進めています。1m~2m大の土坑が多く、深さは1mを超えるものがあります。特徴的なのは底面付近が隅丸の方形(長方形)に整形されていることです。埋土からは土師器の破片が出土するので、古代の土坑と考えています。
(令和2年5月31日現在)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 先週は雨続きでしたが、作業員さんが頑張ってくれました。感謝です。
 遺構検出を進めました。竪穴住居の他に、方形に巡る大きな溝(写真)が確認されました。何かはまだ分かりません。

  (令和2年5月25日現在)

写真1

Myojin05172

写真2

 竪穴住居の調査を始めました。作業員さんたちが慎重に掘り下げています(写真1)。
 竪穴住居にはカマドが付くものがあり、その周辺からは土師器や須恵器の破片が出土します(写真2)。平安時代の竪穴住居と考えています。

(令和2年5月17日現在)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 今月から重機による表土除去と遺構検出をはじめました。
白線で示した範囲は竪穴住居などの遺構と考えています。
(令和2年5月8日現在)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA 

   今週も作業員さんと試掘をしました。
 黒色土が方形に堆積しているのを確認しました(写真)。古代の竪穴住居と推測しています。このような場所は、他の試掘トレンチからも見つかっています。

(令和2年4月17日現在)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 今週から調査を開始しました。明神下遺跡は於呂閇志膽澤川神社にあり、胆沢川の南岸に立地します。
 まず作業員さんと試掘をし、土層を確認することにしました。まだ竪穴住居などは見つかっていませんが、古代の土師器などの小さな破片が出土します。
 写真に写っている平らな場所が今回の調査範囲のうち、約半分で、非常に広い面積を調査する予定です。
(令和2年4月10日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

岩手県文化振興事業団 岩手県立博物館 岩手県民会館 岩手県立美術館 いわてわんこ節電所

このページの先頭へ