太田林遺跡(室内整理)

いわて調査情報/2024年5月2日現在

DATA

遺跡名 太田林(おおたばやし)遺跡
所在地 岩手県釜石市
事務所 埋蔵文化財センター
調査期間
時代 縄文時代
検出遺構
出土遺物

土器注記作業と並行して、土器の接合作業を始めました。注記を行った土器を並べて、接合するものはないか確認しています。

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作業の様子

 

土器破片は細かく、どれもよく似ています。それでも文様や胎土、焼き方の違いを見ていくと、同じ土器を見つけ出すことができます。

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同じ個体の土器片を集めました。

 

熟練と集中力が求められる作業です。 

                            (令和6年5月2日現在)

 

令和4・5年度の2箇年にわたる発掘調査の結果、土器は40リットルコンテナで56箱出土しました。

ここでは、土を落として水洗洗浄を終えた土器に、インクジェットプリンタで遺跡名と調査年次の略号・出土地点・出土層位などを記入しています(写真1作業の様子・写真2仕上がり)。

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写真1 作業の様子

 

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写真2 仕上がり

土器など割れているものは、この次に接合作業をします。出土情報が記されていると、異なる場所から出土した土器片がくっついた場合にも情報が混乱することはありません。
遺物の出土情報を記す作業は、とても重要なのです。
                            (令和6年4月18日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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