津軽石大森遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2013年8月21日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 津軽石大森(つがるいしおおもり)遺跡
所在地 岩手県宮古市津軽石第4地割73-4ほか
事務所 0193-67-9067
調査期間 平成25年4月10日~8月9日
時代 縄文、奈良~平安
検出遺構 縄文時代   :竪穴住居跡、陥し穴
奈良~平安時代:竪穴住居、土坑
出土遺物 縄文時代   :土器、石器
奈良~平安時代:土師器、須恵器、紡錘車、磨石

4月10日から調査を開始し、奈良時代前半の竪穴住居が30棟以上見つかりました。閉伊郡内でも有数の奈良時代集落と判明しました。今後の整理作業で、その詳細をつかんでまいりたいと思っております。南北交流の痕跡や、本遺跡内での独自色などが明らかにできるよう努めてまいります。
調査は8月9日をもって終了いたしました。
(平成25年8月21日現在)

7月6日(土)に現地説明会を開催いたしました。会場は約150名の参加者で大いに賑わいました。奈良時代の集落、竪穴住居について説明させていただきました。
(平成25年7月11日現在)

奈良時代の竪穴住居跡の壁に設置されたカマドです。カマドの周りからは、煮炊きに使った甕が出土しています。この住居では、カマドが2つ設置されており、残存状態も良好でした。
7月6日(土)の現地説明会では、これらの遺物を実際にご覧いただけるよう準備を進めております。
(平成25年6月21日現在)

・奈良時代の竪穴住居遺物出土状況
斜面地に作られた竪穴住居を調査中です。住居内に斜面上方(写真左側)から礫が流入した様子が分かります。カマド周辺(写真中央上)にも礫が散乱していました。
(平成25年5月25日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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