間木戸Ⅱ遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2013年8月6日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 間木戸Ⅱ(まぎど2)遺跡
所在地 岩手県下閉伊郡山田町山田第3地割
事務所 080-2820-1514
調査期間 平成25年4月9日~7月31日(予定)
時代 縄文、古代
検出遺構 竪穴住居跡、土坑ほか
出土遺物 縄文時代前期~晩期:土器、石器、石製品、土製品
古 代 :土師器、須恵器、鉄鏃ほか
その他 :鉄滓、羽口、貝殻ほか
間木戸Ⅱ遺跡05

調査区のほぼ全体を覆っていた遺物包含層(縄文土器が含まれた土)を掘り、最後は遺跡を縦断する沢跡を確認し調査は終了しました。
はるか昔に沢の影響で削られた所が埋まりかける時、縄文の人々は住居を何度も建て、その住居が朽ち果てる時に、新たに住まいを構えた人々によってこの場所に土器や石器が捨てられたのではないかと考えられます。沢は、今も遺跡の西側を清清しく流れています。
調査に際し、たくさんの方々にご協力を賜りました。ありがとうございました。
(平成25年7月31日現在)

間木戸Ⅱ遺跡04

先日の現地説明会では、ご覧頂けなかった物をご紹介します。住居床面の出土状況を撮影したものです。限られた調査区内からは、土を掘れば掘るだけ土器が大量に出土します。写真のように住居跡の床面から大量に出土するのは珍しく、間木戸Ⅱ遺跡では、ほとんどが堆積した土の中に、大量の土器や石器が含まれます。
(平成25年7月2日現在)

間木戸Ⅱ遺跡03

現在は縄文時代(中期中葉~末葉)の住居跡を主に調査しています。長い年月で埋まった土の中からは、たくさんの縄文土器が出土しています。6月29日(土)10:30~現地説明会を行う予定です。
(平成25年6月19日現在)

間木戸Ⅱ遺跡02

奈良時代の人が住んでいたと思われる住居跡は、6mを超える大きさで、床面から土器とともに紡錘車や鉄鏃が出土しました。また、貝殻なども出土しており、ここに住んでいた人々の生活を知る手掛かりとなりそうです。今後は、この土を掘り下げ、縄文時代の遺構を調査していきます。
(平成25年5月30日現在)

間木戸Ⅱ遺跡01

4月9日(火)より調査を開始しました。間木戸Ⅱ遺跡では、古代の住居跡が見つかりました。また、縄文時代の土器も多く出土していますので、当時の人々が住んでいた様子が今後明らかになると思われます。
(平成25年4月25日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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