荷竹日影Ⅱ遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2015年7月14日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 荷竹日影Ⅱ(にちくひかげ2)遺跡
所在地 岩手県宮古市津軽石第15地割33-1ほか
事務所 080-2819-7363
調査期間 平成27年5月18日~7月15日(予定)
時代 弥生、古代
検出遺構 古  代 :竪穴住居跡、土坑、鍛冶炉
時期不明:炭窯
出土遺物 弥生時代:土器
古  代 :土師器、鉄滓

 

 

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荷竹日影Ⅱ遺跡の調査が終了しました。
調査の結果、斜面地に古代の竪穴住居跡9棟、土坑3基の他、鍛冶関連の遺構や炭窯などが見られる集落跡であることが分かりました。写真上は調査区を北側から撮影したもので、斜面に住居跡が点在している様子が分かると思います。写真下はその中でも最大規模の竪穴住居跡です。南北6m×東西7mの中から鉄鏃等が出土しました。
今後の整理の中でどのような集落だったのかが掴めればと思います。
(平成27年7月13日現在)

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竪穴住居跡のカマドを調査中です。
両側の袖石が残っていて(写真上)、かなり立派なカマドであったことが想像できます。
また、煙突も斜面に沿ってトンネル状にかなり深く掘り込まれていました。(写真下)
(平成27年6月16日現在)

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遺構の検出作業と精査を並行して行っています。
古代の竪穴住居跡が複数検出され、この遺跡が集落だったことが分かりました。
住居以外にも、土坑や鍛冶炉が見つかっています。
(平成27年5月27日現在)

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調査は5月18日からスタートしました。
本日は雨のため遺物の洗浄作業を行っています。
いずれ現場の様子もお伝えしていければと思います。
(平成27年5月19日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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