田鎖車堂前遺跡

東日本大震災関連発掘調査

いわて調査情報/2015年10月23日現在

DATA

※この遺跡の調査は終了いたしました。

遺跡名 田鎖車堂前(たくさりくるまどうまえ)遺跡
所在地 岩手県宮古市田鎖第11地割車堂前地内
事務所 080-2820-0196
調査期間 平成27年4月9日~12月18日
時代 奈良、平安、平安末、中世、近世
検出遺構 平安時代  :竪穴住居跡、溝跡、土坑
平安時代末:堀跡
中 近 世 :土坑、柱穴
出土遺物 奈良~平安時代初頭:土師器、須恵器、灰釉陶器、管玉
平安時代末:白磁碗、皿片、青磁碗片、白磁四耳壷片、国産陶器

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石が多く敷かれた遺構の底から、鉄製の刀剣が見つかりました。
石の隙間でみられる、小さな破片となった土器は9世紀頃のものです。
何らかの祭祀に関わる遺構なのかもしれません。
(平成27年10月21日現在)

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この遺跡では、あちこちで溝や堀がみられます。
現在、遺跡最西端(終了した田鎖遺跡隣接地点)でも調査を展開しております。
ここでも堀がみつかりました。古代以降、近世以前のものです。
(平成27年9月1日現在)

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大規模な溝の次は、昨年度見つかっていた堀の調査に着手しました。
わずかながら平泉と関連するような遺物が出土します。
堀の幅は6mですが、深さはまだわかりません。
(平成27年6月16日現在)

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昨年度に引き続き調査を開始しました。
現在、大規模な溝跡の調査や土坑群の調査をおこなっています。これらがいつの時代の遺構なのか興味深いところです。
(平成27年4月30日現在)

※このホームページは公益財団法人岩手県文化振興事業団埋蔵文化財センターが、調査した遺跡の情報を提供しています。 掲載されている情報の無断転載はできません。

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